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音楽教室の選び方(3)レッスン内容で選ぶ

音楽教室のレッスン内容は、教室や講師などによって違う場合が多いです。
レッスン内容が自分に合っているのかも教室を選ぶときには、大切な要素です。
ここでは、基礎練習と課題曲に分けて、どんなレッスンがあるのかと、それぞれのメリット、デメリットを簡単に見ていきましょう。

1.レッスン内容で選ぶ(基礎練習編)

基礎練習は、音楽教室が独自に作っている教科書を使う場合、市販の教則本などを使う場合、教室や講師が独自に作ったプリントなどを使う場合、などに分かれます。

1-1.教科書、教則本を使って学ぶ

大手の音楽教室では独自に作った教科書が使われているところがあります。
また、講師が選んだ市販の教則本を使ってレッスンをする講師や教室もあります。

メリット
教科書や教則本を使うメリットは、安心感があること。
市販の教則本などは、ある程度教えた経験のある人が作っていることが多いので、内容も体系化されていたりして安心感があります。

デメリット
教科書などであらかじめやることが決められていて、その内容に縛られてしまうと一人一人に合わせた内容にするのが難しくなってしまう場合があります。
また、教科書や教則本は、ページ数がある程度決められていてその中に色々と詰め込む場合があり、一つ一つの課題のハードルが高かったり、いきなりハードルが高くなったりする場合もあります。

1-2.プリントなどを使って学ぶ

メリット
プリントなどを使う場合でも、ある程度カリキュラムを作って進めることも多いですが、同じ内容で進めても、人それぞれ苦手なことや、つまずくポイントなどは違います。
そういった場合に教科書や教本などはやることがあらかじめ決まってしまっているので、個人に最適化できない場合が多いですが、プリントですとそういった縛りがないので、一人一人に合わせて足りないところを補ったり、細かく刻んだりすることが出来るので、個々人に合わせた内容にすることが出来ます。その点が一番のメリットです。

デメリット
講師によっては、内容が体系化されていない場合もあり、つながりのない内容になってしまうこともあるかもしれません。

2.レッスン内容で選ぶ(課題曲編)

2-1.講師が提示する曲を弾く

メリット
講師が提示する曲の場合は、一人一人のレベルに合った曲を提示してくれる場合が多く、無理なく上達していくことができます。

デメリット
自分の興味のない曲や、知らない曲が課題曲になった場合、人によってはモチベーションが上がりにくいかもしれません。

2-2.自分が好きな曲を弾く

メリット
自分の好きな曲を弾けると、モチベーションも上がって楽器の練習も楽しくなります。
その結果、練習時間が増えれば、それだけ上達も早くなるでしょう。
やりたい曲が難しい場合は、講師が少し簡単にアレンジをしてくれる場合もあります。

デメリット
弾きたい曲や好きな曲が、自分のレベルからかけ離れすぎている場合、難しすぎて逆にモチベーションが下がってしまうことも考えられます。
また、曲が難しすぎるからといってアレンジを簡単にしすぎると原曲の雰囲気と少し違ってしまい、「なんか違う」ということになってしまうかもしれません。

3.レッスン内容で選ぶ場合のまとめ

基礎練習は、教科書や教則本を使う場合も、プリントなどを使う場合でもどちらも一長一短です。
レッスンは、一人一人に合わせた内容が一番良いと思いますので、教則本などを使う場合は、足りないところはプリントなどで補ってくれるのかや、プリントを使う場合も、ある程度体型的な内容になっているかなど、体験レッスンの時に確認をしてみると良いでしょう。

課題曲は、講師が提示する場合も、生徒さんの好みなどを考慮して決めてくれることが多います。 やりたい曲がある場合は講師に伝えて、特にない場合は提示された曲を弾くというスタイルがおすすめです。

4.条件で選ぶ

場所、教室の雰囲気、営業時間、振替レッスン、レッスン回数、月謝の支払い方法などの条件も自分にあったところを選べると良いですが、すべての条件が自分にあったところというのは難しい場合もありますので、自分は何を優先するのかをよく考えて選ぶと良いのではないでしょうか。

4-1.場所

永くレッスンを続けるにあたって教室の場所は大切な要素です。
基本的には家の近くか、職場や学校の近く、もしくは通勤、通学の途中の駅などを選ぶと良いでしょう。
遠くにある教室を選んでしまうと、通うのが面倒になったり続かない原因にもなりかねません。

4-2.教室の雰囲気

教室の雰囲気はあまり気にする人は少ないかもしれませんが、人によっては、オシャレすぎる場所だと緊張してしまったり、
簡易防音室などの狭い空間だと講師との距離が近すぎて嫌だったり(特に異性の講師だと)などあるかもしれません。
この辺りが気になる方は、ホームページでも分かる場合もありますので確認をしてみてください。

4-3.営業時間

休みの曜日や、営業時間も前もって確認をしてみましょう。
営業時間内でも、レッスンの予約が埋まっていて取りにくい場合などもあります。
自分の入りたい時間や曜日で予約が取れるのかも体験レッスンの時などに確認をしておくと良いです。

4-4.振替レッスンの有無

仕事の都合などでレッスンに行けなくなってしまった場合、振替制度がある教室の場合は別の日に振り替えられたりします。
当日でも振替られる教室はほとんどないと思いますが、1週間前や2日前、3日前まででしたら振替られるところもあります。

4-5.月のレッスン回数

月のレッスン回数は、固定のところと変えられるところがあります。
固定のところでも、月何回というところや年何回というところなどがあります。

4-6.レッスン料の支払い方法

月謝やレッスン料の支払いが、クレジットカードの引き落としのみのところなどもあります。
その場合、クレジットカードを持っていないと、新たに作る必要があります。
また、小学生などのレッスンで、現金のみのお支払いの場合、子供に現金を持たせるのが不安だったりする場合もあるかと思います。
その辺りも、事前に確認をしておきたいところです。

5.目的で選ぶ

5-1.趣味で弾きたい

街の音楽教室や音楽スクールは基本的には趣味で弾きたい人をメインの対象にしています。
ホームページに「プロ養成」「デビューを目指そう!」などプロ志望者に向けた文章がなければ、たいていのところは大丈夫でしょう。

5-2.人との繋がりを作りたい

人との繋がりを作りたい場合は、グループレッスンの教室や、イベントなどが沢山ある教室などを選ぶと良いでしょう。

5-3.プロになりたい

プロになりたい場合は、過去にプロを育てた実績がある教室や、現役で活躍しているミュージシャンが講師の中にいる教室などを選ぶと良いでしょう。
現役のプロのミュージシャンが個人で生徒さんを募集している場合もあります。
そういった先生に師事するのもオススメです。

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