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独学か教室に通うか、それぞれのメリットとデメリット

何か楽器を始めてみたい!と思った時、独学で始めるのか、人に習うのか、などで悩むことがあるかと思います。
どちらが良いのかは、人によって変わるでしょう。
独学で始める場合、教室に通う場合、それぞれのメリットとデメリットを考えてみました。

1.メリット

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独学と人に習うことのメリットを考えてみました。

1-1.独学のメリット

【独学のメリット】
1.自分のやりたいように出来る
2.お金がかからない
3.自分のペースで出来る

1.自分のやりたいように出来る

最近はYouTubeなどで、楽器のレッスン動画や、曲の弾き方の解説、弾いてみた動画などが豊富にあります。
また市販の教則本やDVDなども沢山発売されています。
それらを参考に自分のやりたいことをやっていく、という方法があります。
この方法でしたら、自分のやりたくない事をやる必要もありませんし、費用もあまりかかりません。
何より、自分のやりたいことだけをやっていけば良いのでモチベーションも高まるのではないでしょうか。
実際にこの方法で弾けるようになる人も沢山いるでしょう。

2.お金がかからない

教室に通って個人レッスンやグループレッスンを受けるとなると、レッスン料が必要になります。
個人の目標によって、どれくらい弾けるようになりたいのかは変わってくると思いますが、 始めたばかりの人や、これから始める人の場合、 短くても半年から1年くらいは通った方が良いでしょう。
音楽レッスンの相場は、安くて1レッスン5000円前後からです。
と考えるとそれなりに費用もかかってきます。
独学でしたら、その費用が節約出来ます。

3.自分のペースで出来る

人にもよると思いますが、やる気に波がある人も多いのではないでしょうか。
ウォー練習頑張るぞー!と思った次の月には、今いちやる気が出なくなっていたり。
逆に、今はモチベーションが下がってやる気が出ないけど、すごくやる気が出る時期もある、など。
そんな時でも独学でしたら、自分のペースで練習をしていくことが出来ます。

1-2.教室に通うメリット

一方、教室に通うメリットとしては

【教室に通うメリット】
1.何をやれば良いか分かる
2.分からないことがあったら聞ける
3.自分に合わせたアドバイスがもらえる
4.挫折しにくい
5.幅が広がる

1.何をやれば良いか分かる

独学でやっていると、どんな練習をすれば良いのかが分からないということが出てくる場合もあるでしょう。
人に習っていると、講師がその人の目標などを考慮して今やるべき基礎練習や課題曲などを提示してくれるという良さがあります。
ですので、何をやれば良いのか分からないといったことは少なくなります。

2.分からないことがあったら聞ける

自分一人で練習をしていると、「この曲のこの部分の弾き方が分からない」「果たして自分はきちんと弾けているんだろうか?」 「この弾き方で本当に良いのか?」「変な弾き方をしていないだろうか?」など様々な疑問が浮かんでくることがあります。
そんな時は、講師に質問をして解決することが出来ます。

3、自分にあったアドバイスがもらえる

楽器を弾いていてYoutubeや教則本などを見たり読んだりしていると色々なアドバイスがあります。
ですが、YouTubeや教則本などに書いてあることは、多数派の人に向けた抽象的なアドバイスであったり、もう少し幅を狭めた具体的なアドバイスの場合でも、必ずしもすべてが自分にあてはまる訳ではないことが多いです。
1つのアドバイスがすべての人に当てはまる訳ではありません。
例えば、「ギターを弾く時は力を抜きましょう」というアドバイスがあったとします。
では、どこの力をどれくらい抜けば良いのか?までは書いてなかったり。
仮に、「ここの部分の力を抜きましょう」まで書いてあったり、言っている人がいたとします、そのアドバイスを受け取った人が、すでにそこの力は抜けているけれども 他の部分に力が入りすぎている状態だったとしたら。。
すでに抜けている力をさらに抜かなければ、と思って無駄な練習をしてしまうことになってしまいます。
そういった時に、その人その人の状態を見て、一人一人に合わせたアドバイスをもらえるというのは、レッスンを受けるメリットとしてとても大きい部分です。

4.挫折しにくい

アメリカの有名なギターメーカー「フェンダー」のCEO アンディ・ムーニーさんのインタビューの中で、新しくギターを始めた人の内、90%の人が1年以内に挫折している、というような話がありました。
人にもよると思いますが、一番挫折しやすいのはやはり初心者の段階でしょう。

挫折の理由として考えられることとしては、例えば
分からないことがあっても聞ける人がいなかったり、
なかなか上達しなくてイヤになってしまったり
モチベーションが下がって長い期間練習をサボってしまったり
などなど、理由は色々とあるかと思います。
独学ですと、そのままフェードアウト。。。という場合もあるでしょう。
ですが教室に通っていると、分からないことがあったら聞けば良いですし、モチベーションが下がっても、レッスンがあるから練習をしなくちゃと思えたりと止める理由が減り、結果的に挫折がしにくくなります。

5.幅が広がる

講師にすすめられた音楽を聴いてみたら以外と自分の好みだった。
課題曲が知らない曲だったけど聴いてみたら良い曲だった。
など、独学で自分の興味があることだけをやっていたら知らなかった音楽や楽器の奏法などに触れられるかもしれません。

2.デメリット

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次はデメリットを見ていきましょう。

2-1.独学のデメリット

【独学のデメリット】
1.分からないことが出来た時に聞く人がいない
2.挫折しやすい
3.幅が狭くなりがち

1.分からないことが出来た時に聞く人がいない

自分の周りに楽器が弾ける人がいると良いですが、そういう人が全くいない場合、 何か疑問に思ったことがあったら、ネットで検索をしたり、YouTubeで検索をしたり、ネットのQ&Aサイトで質問をしたり、教則本を読んで見たりなどするかと思います。
それで解決することも沢山ありますが、解決しない場合や間違った解釈をしてしまう場合などもあります。
始めたばかりの頃は自分の弾き方に変なクセがついてないか、なども客観的に見ることが出来ないでしょう。

また、初心者の人の場合、最初は何から練習していけば良いのかが分からなかったり
少し弾いて壁にぶつかっている人の場合、自分の出来ていないところが分からなかったり、それを出来るようにするために何をすれば良いか、 などが分からなかったり、自分が今何をすれば良いのか分からない場合も出てくるかもしれません。
そんな時に的確なアドバイスをくれる人がいないと、上達が遅くなったり挫折の原因にもなるかもしれません

2.挫折しやすい

人に習うメリットで説明したことの反対ですが、楽器の練習をするのもしないのも自分次第ですので 何か目標や目的があったりする場合を除いては、何か問題が起こった時やモチベーションが落ちた時などにやめてしまう確率は独学の方が高くなります。

3.幅が狭くなりがち

これも、習うメリットで説明したことの反対です。
自分一人でやっていると、自分の興味の範囲のみで終わってしまうことが多く、幅は狭くなりがちです。

2-2.教室に通うことのデメリット

【教室に通うことのデメリット】
1.自分がやりたいことではないこともやる場合がある
2.お金がかかる
3.自分のペースで出来ない場合もある

1.自分がやりたいことではないこともやる場合がある

これは講師にもよると思いますが、自分がやりたいことではないこともやる場合もあるかもしれません。
でもそれは大抵、生徒さんが弾きたいものを弾けるようにするために必要なことだったりする場合でしょう。
弾きたい曲が弾けるようになるためのステップとして、自分が知らない曲なども弾くことはあるかもしれません。
講師から何も説明がない場合は、講師にその意図を聞いてみると良いかもしれません。

2.お金がかかる

独学のメリットで説明しましたが、 音楽レッスンの相場は、安くて1レッスン5000円前後からの費用がかかります。
その他、レッスン会場までの交通費や、教室によっては教材費や楽器をレンタルする場合のレンタル料金や スタジオのレンタル料金なども必要になる場合があります。
レッスンを受けると、それらの費用を毎月負担していくことになります。
オンラインレッスンの場合は、レッスン料金の相場も少し安くなります。

3.自分のペースで出来ない場合もある

人に習うと、レッスンがあるから練習をしなくちゃ、と思えたりという良さもありますが、 人によってはそれが重荷になる場合もあるかもしれません。
また、仕事や勉強などが忙しくて練習時間があまり取れずに練習が出来ていない、でも今週末はレッスンだ。。などの場合もあるかもしれません。
独学でしたら、そんな時は練習を休んだりすることも自由です。(そのままフェードアウトしてしまうことも考えられますが。。)
人に習う場合は、振替レッスン制度があったり、フレキシブルに日程を調整出来る教室や講師を選ぶと解決する場合もあります。
講師に相談してみると良いでしょう。

まとめ

独学でやるにも、人に習うにもそれぞれメリット、デメリットがあります。
ご自分の目的などを考慮して、選んでいくのが良いかと思います。

ちなみに、上達が一番早いのは、人に習いながら、課題曲以外も色々な曲を自分で弾いてみたりして、分からないことがあったら積極的に質問をする、など 両方の良いところを掛け合わせて自分なりに練習して行けるハイブリッドタイプの人でしょう。

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